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死にたく思いつめるときの「心の居場所」を届けたい 【Sotto夏の寄付キャンペーン2023】

2023年8月29日

Sotto夏の寄付のお願い2023
8月28日〜9月17日

 

今年も夏の終わりがやってきます。

毎年この時期になると学生さんから「死にたい」との相談が多く寄せられます。生きづらさを抱える人にとって新学期はそれほど恐ろしいものです。
ある深夜の電話で「今から死ぬ」との相談に応じていた時のこと。2 時間ほど、どんなことがしんどくて、耐えられなくて、もう死ぬしかないのか、涙ながらにとことん話し合いました。聴けば聴くほど、生きていてもつらいばかりで「死ぬしかない」のも当然だと心から感じました。
そして最後に「わかってくれて嬉しいです。でもやっぱり、今から死にます」と言われ、祈るような気持ちで「うん、、、分かりました」と言葉を絞りだして受話器を置きました。
翌日、「やっぱり死ぬのをやめました」と電話があり安堵し、そして「死なずにいられました」と報告してくれるくらいの関係になっていたことに心が温かくなりました。
どうしようもない孤独を感じた時、誰かが温かくそっと傍にいてくれるだけで、どれだけ心が安らぐことでしょう。これまでの人生で、そんな温もりをもらった経験が、あなたにもあるのではないでしょうか。
「死にたい」には、大きな孤独感が伴います。その孤独感を和らげるために、Sottoは死にたい気持ちを抱える方の側に、心からの温もりを持ってそっと居続ける【心の居場所づくり】をしています。

 

<Sottoからのお願い>

現在、Sottoでは皆様からのご寄付やマンスリーサポーター(月ごとの自動引き落としによるご寄付)のご支援をお願いしております。

ご寄付頂くことで・・・

  • 3000円の寄付でおひとりのメール相談に1ヶ月間のることが出来ます。
  • 5000円の寄付で自死にまつわる苦悩を抱えた人に向けたイベントで、参加者にほっとひと息ついてもらうためのお茶菓子を準備することができます。
  • 10000円の寄付で自死にまつわる講演の講師料がまかなえます。
    ※これまでに開催した講演テーマ:活動から見えてきた自死の苦悩を抱える方の現状や、自死の苦悩を抱えた方の話しを聴くための、Sottoの基本姿勢と方法論など

 

<昨年度の相談実績と団体の課題>

昨年度は、メール相談では過去最高の2,434件の相談を受けることができました。電話相談は948件の相談を受け付け、合計で年間3,300件以上の相談活動を実施することができました。

現在メール相談は有償スタッフが対応する仕組みが整いましたが、電話相談(週二回19時から深夜1時まで実施)は、すべてボランティアで行っています。今後も活動を安定的に続けていくために、有償スタッフが相談を受ける体制にすることを目標にしています。(2026年までの実現を目指しています)

月1,000円を定期的にご寄付頂くマンスリーサポーターが200名になれば、その第一歩が達成できます。安定した継続的なご寄付は、中・長期の視野に立った活動も可能にし、自死・自殺にまつわる苦悩を抱えた方に心の居場所を届けるための大きな力となります。

ぜひご無理のない額でマンスリーサポーターへのご登録をお願い致します!

 

【寄付して心の居場所づくりを応援する】

マンスリーサポーターへご登録いただける方はこちらからお手続き下さい

https://syncable.biz/associate/sotto/donate?recurring=true

単発でのご寄付はこちらからお手続き下さい

https://syncable.biz/associate/sotto/donate?recurring=false

※各種クレジットカード(VISA・MASTER・JCB・American Express・Diners・Discover)、AmazonPayに対応しています。

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死にたい気持ちを抱えるあなたと、生きること/死ぬこと、について一緒に考えたいと、Sottoのスタッフが活動を通して感じていることを毎月1回、動画にしてお届けすることにしました。
タイトルは[そっとの「そ」]。いただいたコメントには、翌月の動画で応えていく予定です。

そっとの「そ」#1 

https://youtu.be/vtjQizuL7Tw(約30分)

そのほか、Sottoがこれまでの相談活動のなかで大切にし続けている関わり方の姿勢を実際にお伝えしたり、体験していただく養成講座説明会や聴き方のお稽古を定期的に開催しています。どうすればきちんと相手の気持ちを受け取ることができるか、自分が居ていいと思えるというのはどのようなものなのか、ロールプレイなどの体験学習を通じて感覚を養うことができます。

養成講座説明会(オンライン)
詳細・申し込み:https://www.kyoto-jsc.jp/blog/?p=2258/

2023年9月25日(月) 20:00-21:00

聴き方のお稽古(オンライン)
詳細・申し込み:https://www.kyoto-jsc.jp/blog/?p=2237/

2023年9月18日(月) 19:30-21:30
2023年12月27日(水)19:30-21:30
2023年2月09日(金) 19:30-21:30

 

<わたしたち認定NPO法人京都自死自殺相談センター(Sotto)とは>

認定NPO法人 京都自死・自殺相談センター(愛称 Sotto (そっと) )は、自死・自殺にまつわる苦悩を抱える方のための相談窓口として2010年に設立されました。

このたび、1人でも多くの方に安心して相談できる場所を届けるため、私たちの想いに共感し、共に心の居場所を届けてくれるサポーターを募集します。

Sotto の活動は「心の居場所づくり」をモットーにしています。言い替えるなら、死にたいと思いつめるとき、その孤独による辛さをやわらげることを目的にしています。

一般的なことで言えば、死ぬか、死なないかというところにのみ焦点が当てられがちです。

しかし、相談者が訴えたいのは、死にたいと思うほど、辛く抱えきれない悩みがあり、その悩みがそれだけ重大で深刻なことなのだということです。

その想いに本当の意味で向き合い応えようとするならば、自ずと、死ぬか死なないかということにはとらわれなくなるのかと思います。

死にたいと思わずにいられない心情や状況というのは、誰にでも起こりうるもので、深刻さの度合いに差はあれど、生きている限りまったく無縁でいられることのほうが稀かもしれません。

私たちは生きていれば、関係性によって、どんな気持ちにもなるし、どんな行為でもしてしまう。自分もだし、相手もそう。「死にたい」というのも、色々ある気持ちの一つ。善いも悪いもない。そんな人間観をもっています。

Sottoは相談された悩み事に対して肩代わりをしたり解決策を提示することはできません。

ただ、死にたいと思いつめるとき、そこに誰にもわかってもらえない孤独による辛さがあるのなら、せめてその孤独をやわらげたい、その心のそばに居られるようにと努めています。

悩み相談に限らず、わかってほしいことをわかってもらえないことほど、もどかしくやるせないことはありません。絶望的に思いつめている状況であればなおさらです。

不安や孤独に苛まれるときこそ、わかってほしいことを、わかってくれようとしてくれる存在に触れられることは心強く安心できる、もっと言えば、自分は居てもいいのだとも思える、そんなきっかけにすらなり得るのだと感じています。

現在、Sottoでは死にたい想いを抱える方のための相談事業として「電話相談」「メール相談」を中心に対面での「居場所づくり」活動を行っています。

また、自死・自殺のご遺族や、大切な人を自死で亡くされた方に向けて個別面談による取り組みや、広く社会に対して自死・自殺にまつわる発信のためにシンポジウムを開催しています。

さらに、Sottoで活動するための専門的なボランティアを養成する連続講座や、対人支援を学びたい方や団体への講演・研修を行なっています。

現在メール相談は有償スタッフが対応する仕組みが整いましたが、今後電話相談も仕組みを整えていきたいと願っています。そうすることで、安定した運営を続け、相談者の方にも安心して相談をしていける組織づくりをしていきたいと思っています。

 

ひとりでも多くの方に、心の居場所をとどけたい。
そのために、あなたのお力が必要です。
何卒、ご寄付や、マンスリーサポーターご登録のご支援をお願い申し上げます。

【寄付して心の居場所づくりを応援する】

毎月自動引き落としのマンスリーサポーターへご登録いただける方はこちらからお手続き下さいhttps://syncable.biz/associate/sotto/donate?recurring=true

一回のご寄付はこちらからお手続き下さい
https://syncable.biz/associate/sotto/donate?recurring=false

※各種クレジットカード(VISA・MASTER・JCB・American Express・Diners・Discover)とAmazonPayに対応しています。

<寄付いただいた方からのメッセージを一部抜粋してご紹介>

「いつもご活動ありがとうございます。まだまだ暑いので皆さまご自愛ください」

「Sotto大好きです💕」

「電話相談させていただいたことはないですが、YouTubeで松本先生の動画を見て勇気をいただいてます。私含め、スタッフみなさんのおかげで助けられてる方はたくさんいると思います。少ない額での寄附ですが、これからも応援しています。」

「本当に些細なきっかけからの寄付で申し訳ないのですが、今日は私が応援しているグループのメンバーの誕生日です。毎日元気をもらって過ごせています。この状態が当たり前じゃないことに感謝して、今が辛い方の明日が1日でも続きますよう気持ちを少しだけですが形にいたしました。スタッフの皆様方のご活動、本当に、尊敬いたします。」

「わずかしか寄付できずごめんなさい.仕事が安定したらもう少しさせていただきたいです。」

「Twitterでずっと気になっていました。活動方針にとっても深く共感しています。少しですが活動に充ててください。相談対応スタッフの皆さんが有償で活動できる体制が作れますように。」

「微力ながら、なんらかのお役に立てば嬉しいです」

「心ばかりですが、活動を応援しております。」

「いつも暖かい思いを注いで下さりありがとうございます。微力ながらお手伝いさせて下さい。」

「聴き方のお稽古に以前参加させていただきました。Sottoさんの死にたい気持ちを聴く遺族のグリーフケア聴くの啓発どれもとても必要なことだと思います。ありがとうございます。」

 

【よくあるご質問】

Q.どのような団体ですか?
A.特定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センターSotto(そっと)は、2020年4月1日に「認定NPO法人」として認定された団体です。認定NPO法人とは、活動内容が適正であるとして各自治体から認定をうけた団体のことを指します。認定NPO法人へ寄付をした場合、税制上の優遇措置が受けられます。

Q.マンスリーサポーターの退会はできますか?
A.できます。シンカブルサイトよりお手続きください。

Q.領収書はもらえますか?
A.はい。1月~12月の合計寄付額の領収書を翌年の1月末~2月初旬までに発送いたします。

 

Sottoでは 今後も自死・自殺にまつわる苦悩を抱えた方に「心の居場所」を届けるため、相談員一同尽力してまいります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

 

認定非営利活動法人 京都自死・自殺相談センターSotto
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