自殺の社会問題やいのちのテーマに興味がある方や、実際そういった活動に
取り組んでおられる方へのおすすめの本を紹介していきます。
自殺する私をどうか止めて
自殺する私をどうか止めて
西原由記子 角川書店 (2003/12)
24時間態勢で自殺を考えている人からの相談を受けてきた西原さんの経験をまとめた本です。
一つ一つの体験を大切にし、真摯に向き合うことで得られた学びをそのままに表現されており、何度も涙しながら読みました。
「その人の苦しみをわかるためには、その人から逃げないで一緒に居続けようと努力するしかありません」という言葉に、
身近にいた青年の自殺から「彼の死を無駄にしてはいけない」と相談を受け続けている西原さんの強い決意が感じられます。
「思いあがらず、その人の力を信じることの大切さを自分のものにしたいと願っています」という経験に基づいた力強い声。
体験から学ぶ姿勢。 わたしたちの活動に大切な言葉がここにたくさんつまっています。
ことあるごとに何度でも、くりかえし、くりかえし、読み続けていきたい一冊です。
つらい気持ちが和らぐような、なにか生きる手がかりになりそうな、
そんなおすすめの本を紹介していきます。
悲しい本(あかね・新えほんシリーズ)
悲しい本
マイケル・ローゼン(著) 谷川俊太郎(訳) あかね書房(2004/12/10)
誰ひとり。…私の悲しみだから。ほかの誰のものでもないのだから。」
この絵本では、最愛の息子を失った一人の男が、
その深い悲しみを語ります。
さまざまな方法で、悲しみから逃れようとしても、気づけば暗い悲しみの底。 でも悲しみの底から、幸せだったころを思い出します。
誕生日のロウソクの灯。
生まれたことを祝うロウソクの灯。
それは、いのちの象徴でもあるとともに、この先の人生の一歩先をともす灯でもあります。
生まれなければ楽しかった日々もなく、悲しみもない…。
悲しいともうれしいともとれるような、なんともいえない目でロウソクの灯を眺めている男の姿が忘れられません。
深い悲しみは簡単には消えない。
消えない悲しみにそっと寄り添ってくれる。
そんな本です。





