ニュース

シンポジウム「いま、わたしたちにできること」ご報告

2011年4月26日

4月23日(土)、当センター主催のシンポジウム「いま、わたしたちにできること~安心して悩むことのできる社会へ~」を京都市南区龍谷大学アバンティ響都ホールで開催しました。当日は雨天だったにもかかわらず200名もの方にご来場いただきました。

シンポジウムにご来場くださった皆様、さまざまな方法でご支援下さいました皆様、関心をお持ちいただいただいた皆様、本当にありがとうございました。心より感謝申しあげます。

講演には『ルポ 仏教、貧困・自殺に挑む』の著者で朝日新聞記者の磯村健太郎さんをお迎えし、様々な活動を通して見えてきた「寄り添う」ことの本質とその大切さについてお話いただきました。

講演の最後に、写真家の桃井氏が撮影された、パタゴニアにある寒い風にふかれて曲がった木の写真がとても印象的でした。また、「気持ちをくもうとする努力にこそ、よりそいを感じてくれる」という言葉に頷かされました。

パネルディスカッションでは、パネリストとして、同志社大学非常勤講師の引土絵未さん、当センター理事長で奈良女子大学名誉教授の清水新二、コーディネーターとして、京都新聞記者の澤田亮英さんにご登壇いただきました。皆様には、とても優しい語り口の中にも、自死にまつわる問題の本質を的確にご指摘いただきました。また、会場からの質問用紙は30枚以上いただき、来場者の皆様の関心の高さも伝わってきました。

詳細につきましては、次回の会報でご報告させていただく予定ですので、お待ちください!

今後もさらに良いものをつくっていけるよう、しっかりと頑張っていきたいと思います。

来場者の皆様に、「いま、わたしにできること」というテーマでメッセージカードを貼りつけていただきました。↓